香川発・新卒採用の
オンライン化で
県外の学生を2年連続で採用
香川県東かがわ市にある創業85年、社員104名の手袋とキャリーバックのメーカー。手袋は日本トップクラスの製造メーカー、キャリーバックのメーカーでもある。体を支えられるデイリーバックは高齢者を中心に評判が高い。本社のある東かがわ市は、日本の手袋の9割を作る手袋の産地だが、香川県の唯一の過疎地区でもあり、多くの企業が採用には苦労していた。スワニーは、10年前から、採用の方法を大きく変えることで、県外性やUターン生を採用してきた。コロナ禍で採用がオンライン化する中で、当社のサポートにより、22年2名、23年2名ともに目標の人数を採用できた。
INTERVIREW
インタビュー：株式会社スワニー 代表取締役 板野司 様
- Q_なぜ、志コンサルティングを選びましたか？
- 代表の志村さんには、前職時代からお付き合いがあり、当社のことをよく知っていました。現在の採用手法に変わるきっかけをつくっていただいたのも志村さんであり、コロナ禍において採用市場がどうなるかわからないなかで、オンライン化の手法をいち早く発信していた志村さんにお願いしました。
- Q_オンライン化したら、全世界から参加者が。
- 今まで対面のみの本選考でしたが、インターンシップではオンラインを活用した3時間のワークショップを作りました。志村さんの提案で、オンラインでも、学生同士が交流したり、意見交換をする形式をなど、対面と変わらないような空気感が伝わるインターンを作っていただきました。すると日本全国どころか、世界中（米国、韓国）から学生が集まりました。オンライン採用のメリットを感じましたね。
- Q_本選考は対面にしたが、北海道や関東から香川にやってきた。
- 一方で、本選考は、動機付けや会社理解を促進するために、対面で実施しました。本選考をオンラインにしなかったのは、他社と差別化するポイントでもありました。
びっくりしたことは、オンラインのインターンシップで当社に興味を持った学生さんが、北海道や関東からわざわざ飛行機からきて頂いた事です。今までは四国や、遠くても関西、山陰までの大学生でしたが、北海道は初めてでした。結果的に、北海道と埼玉の学生さんが内定しました。香川に縁もゆかりもない学生さんが、わざわざスワニーで仕事をしたいといって来たのは、びっくりしました。
採用のオンラインは、大手企業だけに有利だと思っていましたが、当社のような中小企業でも、全国から集まるので、戦略は非常に重要だと思いました。
- Q_ただ、オンライン化しただけではうまくいかない。
- 志村さんと出会い10年が立ち、この採用手法もまもなく10年を迎えます。学生の理解促進、動機付けを意識した採用プロセスの設計は、毎年改善しながらやってきました。また、私は採用活動は最高の社員教育だと思います。学生さんは、入社までに少なくとも10名以上の社員と話せる選考になっています。学生さんは入社後をありありとイメージしてもらえます。社員も伝える力が高まりますし、自分が採用に携わった新人は育てようという気持ちが醸成されます。
こうした取り組みが土台となって、22年と23年採用のオンライン化はスムーズに移行できたと思います。ただオンラインにしただけではうまく行かなかったと思います。採用を全社員が成功させていこうという一体感も、結果に繋がっていったと思います。
採用市場や学生市場は毎年大きく変わります。今後も志村さんにもご協力いただきながら、素晴らしい新人さんを採用できるように我々も変化していきたいと思います。